さやなかなるときをここで...

11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち

監督・製作・企画:若松孝二

三島 由紀夫:井浦 新
森田 必勝:満島 真之介
ほか

三島由紀夫と、母方の祖父は誕生日が数日違い。
伊勢生まれの祖父は、若き頃、東京で働いていた。戦争の後、伊勢に戻りそのまま隣の町で過ごしている。
祖父と三島が、東京の空の下で同じ時代を過ごしたんだと思うと、なんだか不思議だ。

三島事件は、僕にとっては歴史。そう、生まれる5年前の話。
文学者の三島由紀夫には、かなり早い段階で出会ってはいたけど、事件を知ったのは高校生の時。

学生運動、日米安保、自衛隊、日本赤軍、社会主義運動、共産主義運動・・・

今の時代に、至るには決して語るのを避けてはいけない数年間。
想像でしかないが、世の中はどこかまだ緊張していたんだと思う。

市ヶ谷駐屯地で自決へと至る様を、もっと激しく様々な人とぶつかったり、周りの嘲笑もあったんだろうと観る側の想像力を否が応でも刺激される。

有名なエピソードは様々な所にちりばめられていて実際にそんな風だったんだろうなと思わせる演出。

色んなコトを考えさせられました。
あらためて三島由紀夫の作品を読みたくなってきた。

映画館を出るときに、前を歩いていた人達が、ここも暴動で襲われたんだよって映画で描かれた当時の新宿の様子を話しているのが聞こえてきた。

思った以上に、年配の人が沢山観に来ていた。
その人達にとっては、現実に起きたコトなんだよね。

読書が好きな祖父に三島のことを聞いてみようかな。

蛇足:映画観た後、四谷三丁目に舞台を観に行ったんだけど、三島由紀夫の生家の近くを歩いて通り過ぎたみたい。

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