さやなかなるときをここで...

失楽の街 建築探偵桜井京介の事件簿

著:篠田 真由美(講談社文庫)

主役は、同潤会アパートメント(作中では朋潤会)と東京と朔太郎。

淡々と物語はすすむも、ちりばめられた関係性はぐんぐんと事件を加速させる。
その加速の様を感じないのが、このシリーズの第二部の5作品の特徴か。

桜井京介の物語に相対すると、ふと自分を観ているのであろう客観的な自分の視線を感じる。

建物の朽ちるし、人も果てる。世界とは自己であり、他人である。
自分を認知するのは他人が居るから。

お名前:
*画像の文字を半角で↓に入力してから投稿してください。