さやなかなるときをここで...

アルジャーノンに花束を

演劇集団キャラメルボックス 2012サマーツアー
於:サンシャイン劇場
原作:ダニエル・キイス

正直に告白します。ダニエル・キイスが苦手でした。

キャラメルボックスはどんな風にこの物語を舞台にするんだろうかっていう興味。あと、チャーリィ・ゴードンを多田直人がどう演じるのかという興味。

観に行って良かったと思う。

表現で気になる点は、何カ所かあったけどね。そのあたりは、別の日に観劇していた友達と話をして、あるていど共通した認識だったからよかったな。

知的障害を脳にメスをいれて治療する。
まずは、アルジャーノンと名付けられたネズミが実験でメスをいれられていた。人間である、チャーリィはどうなるのか。

原作では、チャーリィの書く文章がどんどん上達していく様を、文章の地の文であらわした。小説ではそう珍しくない手法だと思う。それを舞台でどう表現するのか。

知性の進化と、感情の停滞。
楔のように刺さり続ける、幼少期の体験。
いままで思い至らなかったことを次々とつきつけられる。

話が進むにつれどんどん冷静になっていく自分が居ました。
不覚にも、チャーリィの後ろ姿のこぼれ落ちる涙に、涙腺緩みました。上手ブロックの前の方に座っていました。

母親役の坂口さんの迫力と苦悩。
アリス役の安理ちゃんのあたたかさ。

いい舞台でした。

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