さやなかなるときをここで...

幻戯【改訂版】

鵺的 #6
於:下北沢「劇」小劇場
作・演出:高木登
出演:
​秋澤弥里​
今里真​
奥野亮子 (​劇団前方公演墳)​
佐々木なふみ (東京ネジ)​
杉木隆幸​
平山寛人 (鵺的)
松葉祥子​
渡辺まの (MU)

やっと鵺的の舞台を観に行くことができた。
2010年の「視点」で鵺的の雰囲気が独特で、単独公演を観てみたいと思っていた。
いつだったか、新宿に当日券目当てで行ったらキャンセル待ち10人くらいで、あきらめたっけか。

今回は、パラドックス定数の客演でおなじみの今里さんと、「視点」以来気になって仕方ない​秋澤弥里​さんがメインってことで、半ば無理矢理スケジュール調整していってきた。

とある女が死んだらしい。
異様に執着する男。怯える女。

時間は巻戻る。
売春宿に、童貞の文筆家。欲はあれど、心が伴わない。

なんとなく既視感を覚える物語の始まり方。
ただ、視点が定まらない。この浮遊感が終盤意味をもってくるんだけど、なんだか不気味な感じがする。

日記をつけている女がぽつりと居る。秋澤さん?っておもったら違った。よく見れば、全然違うんだけど雰囲気がそう感じさせる。ぞっとした。

文筆家の狂気が、女を狂わせる。
心と身体は分離できるのか。

淡々としているがゆえに、怖い。

面白い舞台でした。

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