ナミヤ雑貨店の奇蹟
キャラメルボックス2013スプリングツアー
原作:東野圭吾
時間を越えるのはキャラメルボックスの定番。
今回は、手紙が時間を越える。
東野さんの原作なので、その「時間を越える」こと以外はわりと論理的に語られるので、背景にある壮大なロマンスも上手い具合に埋没している。
この公演が公表された直後ぐらいにキャラメルの加藤さんにロビーで「原作好きなので、すごいうれしいです」というと「東野さんにも喜んでいただいています」と。
三人組の写真の載ったチラシが公開されたときは、この三人がならんでる姿をまっていたのだと、実感。
雑貨店が一夜だけ過去と今が入れ替わる。
そこに持ちかけられる、悩み相談の手紙の数々。
過去のナミヤを演じる西川浩幸と、今の雑貨店にいる三人組、多田、筒井、安理の雰囲気の差にざらつき感があって気持ちがいい。
向いている方向は同じ、正直な人達の物語。
素敵な舞台でした。