ありがとう
今日ほどこの言葉の美しさを感じた日はないのではないだろうか。
『雨と夢のあとに』
演劇集団キャラメルボックス@シアターBRAVA!
2回目です。やっぱり涙は止まりませんでした。
夏の奇跡がそこには確かにありました。
素敵な時間をありがとう。ほんと楽しかった。
台詞・シーン・役者
「ありがとう」
この美しい言葉を伝えられなかったコトで後悔なんてするのは美しくない。
そして、今が永遠に続く事なんてありえないから、その時その時にこの言葉を伝えたい。
「先に死んでゴメン」
9年前、親父に託された言葉と同じ。
それは、自分に対してではなく、伝わるであろう親父の両親への言葉だったと今では思う。
当時は、同じ夢を見る事が出来るステージに立つ直前に死に直面した、僕への詫びの言葉だと思っていた。
「お父さんはお父さんだけだよ」
言葉は希望を紡ぎます。
絶望から救うのも言葉。
シーン:帰ってきた暁子
綺麗な雨音は、荒れ狂う嵐の前触れでもあり、さわやかな晴天への道しるべでもある。
雨がしみこみ、川となって、海へ。
雨がしみこみ、草木に吸い上げられ、空へ。
すべての人に朝はやってくる。
福田麻由子さん
「ちゃん」じゃなくて「さん」だよね。
「雨」です。そして、彼女がすべてのリアリティを引き出してる。
背中を向けられれても、顔がわかる。