さやなかなるときをここで...

手紙

 去年の冬、万年筆を買った。
 文字を書くのは好き。ただ、綺麗な字ではないけれど。
 個人レベルの情報発信が、WebLogが多種多様化していくなかで大量に発せられるようになってきた。それらは、毎秒毎秒ゼロとイチに無機質に置き換えらている。
 その中の煌めく言葉さえ、埋没し、記憶領域を侵略する悪意や事故により破壊されていく様は、紙が灰と化していくような情緒もなにもない。ただ、今後は、大量のアーカイブが発信者の意思とは全く関係なく世界中のサーバーに蓄積され続けるのであろう。
 手紙、日記、メモ・・・自分の文字で、自分の言葉を残したいと思うことがある。それはもしかしたらこの上ない贅沢なのかもしれない。手書きのファックスですら情緒を感じてしまう。アンチテーゼという訳じゃないけど自分のために。フォントという無個性から解放されるためにも。
「今日の一言」として、なにかしらノートに万年筆で書くようになった。

語群
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