御喜美江 Fantasitic Accordion XX
涙無しではやはり終われなかった。
ここ数年ルンデへの足が遠のいていた、年に数回しか聴きに行く事ができなかった。そんな中でも御喜さんだけは毎年欠かさずに聴きに行く事ができていた。
音に込めた、演奏家の心は確実に届きます。それを改めて自分自身で確認できました。そして音楽の美しさ、楽しさは生きていく糧。
前半はロマン派の小作品を御喜の音の風景のカテゴライズ。アコーディオンの音が、体中の余分な力を奪い取ってくれる気持ちの良さ。
そして後半は旦那様のピアニスト、シェンクさんと共にモリクとピアソラ。ピアソラのアヴェ・マリアからずっと涙腺がゆるんでしょうがなかった。
演奏後にお話しする機会があったんだけど、
「またどこかで、出来れば此処ででお会いしたいです。」としか言えなかった。「アコーディオン弾きます」って言いたかったんだけどね。