見上げたら いつもと同じ 空がある 心を込めて うたを歌おう
喜・光・明について一言
バラバラに 散りばめられた 言葉から ひとつに戻す 時は今ここ
一言が こんなに楽に してくれる 明日の空へ どこまで飛ぶの
振り返り そっと触れたら 笑ってる 明日の空を 真っ青にして
荒れ狂う 思考の波を 乗り越えて 風はゆっくり うなじを過ぎる
重なって 聴こえてきたら 涙腺が 緩むけれども 時は越えない
歌声に 宿る命の 尊さが 涙ではなく 笑顔にあって
手を振って 明日を見つめ 頬染めて 通り過ぎてく 群衆は黒
明日には 夢の続きを 教えます 忍び込ませた リングが二つ
甘くって 笑みがこぼれて クリームが 口許につき 舐める準備を
お互いに 同じケーキを 頼むより 違うものなら 人生勝ちね
そのへんに 転がってても いい歌に なぜか惹かれて 座って和む
景色まで 溶けてしまった 夢だから 誰も彼もが つなぐ手求め
背伸びして 同じ景色を 見たいから 踏台運ぶ 覚悟ならある
覚悟なら 転がしてから あいに来て ただ立ち尽くす あなたが見たい
まっすぐに 帰る王子の 背中には 羽があっても 飛ばぬ真面目さ
雨の中 立ち尽くすなら ここに来て 笑い話で 暖めるから
お互いに 目印決めた 星みつめ 昨日の夢を 叶えられたか
カプセルに 閉じ込めたから 離れずに 子々孫々と 伝える遺骨
世の中に 溢れんばかりの ラブソング なのにどうして 光はかげる
影を踏み 月の明かりを 道しるべ どこにいったら 巡り逢えるの
言葉尽き 最上級の 微笑みが 凍えた指を 動かしている
おはようと おやすみだけの やりとりで うまれる歌は 恋の喜び
雪の葉が ヒラリと舞った 夕方に 乱反射する 言葉の行方
向きあって 微笑みあった 間には 周りを癒す 穏やかな渦
毎朝の 繰り返された 風景が 玉子ふたつで こんなに変わる
壊れてた 辞書が治って ゆびきりの 意味がわかった 今日は快晴
好きだから 仕方ないって 深呼吸 隣に居ると 麻痺する気持ち
歓声は 聞こえないけど 届いてた 幾多の夢に 支えれた日
歌声に 夢追いかけて ここにいる 四半世紀の 歴史を刻む