ルドゥーテの「バラの図譜」展
「バラの画家」ピエール=ジョセフ・ルドゥーテが169種のバラを描いた、『バラの図譜』の展覧会。
繊細な点描の銅版画に、手色彩で修正が施されています。
元版を作る工房(職人)によって印象が変わるのも興味深い。
すでに絶滅している種も三分の一も描かれているという話もある。そういう側面からも、植物学的にも重要な作品群。
はじめてルドゥーテの絵を見たのは、大学の植物学の教科書だったような気がする。
先週、上野駅でポスターを観たときに、懐かしさとともに必ず観に行こうと思った。
ちょうど、チェンバロの演奏時間と重なったので絵を見ながら聴いてました。
「ルドゥーテ・チェンバロ 記念コンサート」
中田 聖子(チェンバロ)鷹山 美緒(ソプラノ)
使用楽器:久保田チェンバロ工房1992年製作(2012年ルドゥーテ装飾に変更)
この展覧会の主催者に久保田チェンバロ工房の関係者がいたり、ソプラノの鷹山さんはバラの洋画家の鷹山宇一さんのお孫さんだったりと、ちいさな繋がりが大きな展覧会の開催に広がってるんだなという印象。
複製画と栽培

原画を保持していてそれを、複写しているということ。元の絵の持つ、微妙な濃淡も再現されていました。
届いたので、写真に撮りました。
販売していた女性と、イロイロお話していて、実際のバラの栽培の話になり、赤い芽の柔らかさについて話していたら、つぎの予定の時間がギリギリに迫っていました。