さやなかなるときをここで...

今日の一言・アクセスTOP100

四畳半ブルース

作・演出・振付 竹下 宏太郎
出演 
竹下 宏太郎・福田 転球・遠藤 久美子
演奏
ギター 円山天使・ベース 古谷 圭介・ドラム 田中 真二

笑いたかったんだ。
無意味に。
宏太郎さんや転球さんに会...

涙ながすその前に

『逢いたかった人がドアの外にいる・・・』

15年くらい前かな、夜10:30くらいからNHK-FMで「サウンド夢工房」というラジオドラマ番組をよく聴いていた。
その番組のテーマ曲が「涙ながすその前に」...

D51-651

パラドックス定数 第30項
作・演出:野木 萌葱
於:上野ストアハウス

とある蒸気機関車の物語。

昭和24年7月5日
国鉄総裁の下山定則が、D51-651に轢かれる。
そう、下山事...

空飛ぶ金魚

 風にのり雲が走る。
 雲の切れ目から白い半月が顔を出す、まわりの雲に吸い込まれそうなほど存在が感じられない。
 窓のカーテンを開けながら思った--私に似た月--
 せっかくの休日も何もしないま...

家において出かけよう

 今日は一度も鳴らなかったや。
 私はそう思いながら携帯電話の着信履歴を見る。溜息をつきながら充電器に差し込もうとしたその時、お気に入りのメロディーが携帯電話から流れ始めた。何故かほっとしてしまう、...

朝のホームで

 空はまだ明るくなっていない、隣のビルの東側が朱色に染められている。
 吹き付ける風が肌を緊張させる、マフラーを鞄にしまい電車に乗る準備をする。ホームは人で埋め尽くされようとしている。対向式ホームの...

絶縁宣言

 秋風のきつかったその日は桔斗に呼び出されて僕は久しぶりにパチンコ屋に向かっていた。
 お気に入りの自転車は今日も快調だ。約束の時間、九時二十五分にぎりぎり間に合いそうである。自転車をパチンコ屋の前に...

あした

 今日は会社を休んだ。

 きっかけはただそれだけだった。特に体調を悪くしたわけでも、仕事に行き詰まり感を感じて逃げだしたくなったわけでもない。朝目が覚めた瞬間「今日は休む」という決定が自分の中で...

晴れない日

「今日は何の日だ」
 夜空は、梅雨のうっとうしい曇り空。終電に急ぐ人の額には、皆うっすらと汗。そんな街の流れに逆流するようにいつもの店に入る。
 華菜子さんは、いつもの席にいつもの笑顔で座ってい...

想い出は流れるまま〜橋梁

 足下を電車が通り過ぎる、電車が止まり人の交差が始まる、橋の上からその風景を見た瞬間ふと昔の風景を思い出して足を止めた。何を求めているのか自分でもわからなかったあの頃、あまりにも行き当たりばったりな考...

想い出は流れるまま〜卒業

 三寒四温、そして春の足跡。桜の話題がちらほら場違いでもなくなってくる頃、卒業式の季節が今年もまたやってくる。大学を卒業して以来、この季節になると一人の男性を思い出してしまう。決して忘れてしまいたい思...

雨の木曜日

 その日は季節外れの暖かい雨だった。
 ほとんどの生徒が制服のブレザーを椅子の背もたれにかけて授業を受けていた。二学期の期末テストを一週間後に控えた教室はいつもより格段に静かだ。しかし、風に乗った雨...

AQUARIUS

水瓶座に太陽が居る季節も終わり、今は魚座。
星座の話?占いの話?友達の話。

友達、特に女性に絞ってみると、半分位が水瓶座。
ここ数年の間でおつきあいをしていた人は、全員水瓶座。

これは...

浮力

目をつむって仰向け。
耳あたりに感じる水面の感覚。
体を包み込む浮力に心地よさを見つける。

水の音が肌から伝わり、脈拍が水に伝わる。
そして、思考さえも漂いつづける。

ボーイズ・オン・ザ・ラン

監督:三浦大輔
原作:花沢健吾
峯田和伸 黒川芽以 YOU リリー・フランキー 松田龍平 小林薫 他

峯田さんと芽以ちゃん目当てで観に行った。

峯田さんは去年の夏に「USB」という映画...

物事の隠し方

あるいは「上手な嘘の付き方」

結論から言ってしまえば、嘘をつかないというのが一番なんです。
嘘をつくと、其の嘘を真実たらしめるために、さらに嘘で塗り固めなくてはならなくなり、それが結果的に破綻...

10年ぶりの占い

雪の心配をしつつ仕事で神戸へ。工事渋滞は想定の範囲内なので、ほぼ予定どおりに神戸着。

よくあたる占い師さんがいる。って大阪事務所の姉様が前から言っていて。
そのうえ、彼女のWebサイトをその姉...

信じた人を愛しなさい

 友達にいただいた言葉。

 脳天直撃的な言葉。
「信じる」ということは、ほとんどの場合、恋すること、愛することより慎重になる。そもそも、思考する脳の領域が違うような気もする。
 おつきあいし...

演じること

ヒトは常に、役割を演じながら生きている。

子供であり、親であり、生徒であり、従業員であり、友人であったりする。
自分が属する組織に対しての立ち位置が、自然と演じる内容を決めていく。

従順...

時は金なり?

学生の頃は「時間が欲しい」というのが口癖。
やりたいコトがたくさんありすぎて空回り。結局、時間を上手く使うコトが出来なくなった。

やっと最近になって、時間をうまく使えるようになってきたと思う。...

手紙

 去年の冬、万年筆を買った。
 文字を書くのは好き。ただ、綺麗な字ではないけれど。
 個人レベルの情報発信が、WebLogが多種多様化していくなかで大量に発せられるようになってきた。それらは、毎秒...

冷たい自由と温かい自由

「自由」でありたいのなら「孤独」であればいいんです。

いつも自由のカセになるのは、寂しさから発する様々な感情と言う名の鎖。
見えぬ鎖を断ちきれないまま、楽にそれを求めるから矛盾が産まれる。
...

確率

サイコロを振るのが好き。

すごろく、ゲームブック、テーブルトーク、ボードゲーム。
サイコロ1つなら、どの数字も6面サイコロなら1/6だし。12面サイコロなら1/12。
サイコロ2つになると、...

モノに罪はナイ

山陰にお嫁に行った今はイイ友達との事。
その子と行った海遊館の近くのお店で買った招き猫の陶器のお守り。

鞄にお守りとしてつけてるんだけど、時々留め金がはずれて鞄の底に転がってる。
最初は、ふ...

忘れる能力

人の記憶は無限大なんだろうね。
思い出し続けれは、決して忘れることはない。
人の時間は有限なんだよね。
過去にだけ生きることは、決して許してくれない。

なら、未来のために忘れよう。
自分...

姫路

いろいろな想いが詰まった街に初めて降り立った。
ボタンをひとつ掛け違えていたらもっと前にこの街には来ていたんだろうと思う。

仕事仲間の結婚式でした。とても素敵な笑顔があふれていた幸せいっぱいの結婚式...

K.K.P.#8「うるう」

小林賢太郎演劇作品

作・演出・出演:小林 賢太郎
演奏:徳澤 青弦(チェロ)

なかなか行けないって言いながら、K.K.P.は『LENS』以降は全部観てるんだな。
今回は、賢太郎さんの一...

片耳うさぎ

著:大崎 梢(光文社文庫)

小学六年生の女の子の冒険。
ひょんなコトから、父親の実家にもどって暮らすことになった、奈都。
実家は、地域の名家のお屋敷。
歴史の分だけ謎めき、ゆえに子供達から...

K.K.P.#7「ロールシャッハ」

作・演出:小林 賢太郎
出演:久ヶ沢 徹/竹井 亮介/辻本 耕志/小林 賢太郎
於: 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

再演。
初演は、本多劇場でみた。実は、久ヶ沢さんが魅せ場で台詞を...

 

「またね」ってつぶやけなかった悲しさと、つぶやけない悲しみ。

 5月5日に岡崎律子さんが他界された。
 その日は、一人、事務所でiPodをスピーカーにつないで音楽を聴きながら仕事をしていた。あの...

戦場晩餐

パラドックス定数 第27項
於:渋谷SPACE EDGE
作・演出:野木 萌葱
出演:小野ゆたか 渡辺 芳博 浜野 隆之 植村 宏司 兼間 慎 生津 徹 池田 大二 井内 勇希 平田 耕太郎 中...