さやなかなるときをここで...

支払を重ねることで得られる信用

支払先への支払だけは決して遅れてはいけない。
遅れるのであれば、事前に、しかもいつまでに支払う旨を伝えること。
当たり前のようなコトだけど、実際、商売をやっていると支払われないコトに何度も直面する。

どんな会社も、手元に出来る限りお金を置いておきたいと思う。
売上の回収が出来てから、仕入の支払をしたいと思うのも当然のこと。
ただ、それでは商売はできない。

信用取引の話は長くなるので、割愛する。

投資をするから、利益がうまれる。
資金の流れをよくすれば、そこにも利益がうまれる。
支払を怖がってはいけない。

たまたま自分たちの会社が時期によって、月の売上が200万だったり2000万だったりするから余計にその差を痛感する。

800万しかその月に入金が無いのをわかっているのに、1800万売上の基礎となる仕入の支払を翌月10日しなきゃいけない月があったのは今年の6月のこと。しかも、その時点では赤字。手持ち現金も減っていく一方。
このご時世、支払を待ってくれなんて口が裂けても言えない。

したくは無かったけど、銀行での借り入れ。前期の決算書がよかったおかげで、1000万の追加融資を受けることができたから無理なく支払をすることができて、さらに1800万入金後は今後の利益の元になるであろう資産も手に入れることができた。
幸いなことに今は、お客さんの質がよいのできちんと支払をしてくれる。

以前はそうじゃなかった。

半年に一度は、お金のトラブルが発生していた。入金が無いから問い合わせると
「お金がないから支払えない」と簡単にいう会社。
「その請求書が経理に回ってきていない」といい、その上「期日までに欲しいのなら確認しろ」と上からモノを言われさらに「値引きしてくれたらすぐ払う」と下請けいびり。
連絡とれるのならまだ良い。支払日近くなるとパタリと連絡が取れなくなる会社もあった。

「お金がないから支払えない」会社は役員報酬は毎月満額とってたりするんだよね。自分の生活の方が大切なのはわかるけどさ。でも、その社長は今はサラリーマンの身。
下請けいびりをした会社とは、その件がきっかけとなって、取引の件数を減らした。その後、支払が遅れたって話は聞こえてきてないけどね。
連絡の取れなくなった社長の言い分は「払えないって言うのがかっこわるくて」だとさ。さらに「今度儲かる仕事があるから、そのときに沢山払うから」だって。独立前にはお世話にもなったからばっさり切ることもできず、前金でしか仕事できないよとしか言えなかったけどね。

ただ、短気を起こして、放棄してしまうのは良くない。
相手も仕事を続けたければ、支払うしかない。
毎月のように、連絡したし、請求書も送った。
こういう時に繫がりが切れたらお終いなんだよね。回収するまでは、イヤな相手でも付き合い続けなきゃいけない。

おかげで、今年の1月で、長期にわたって未回収だった売掛や貸付は全て回収できた。8年やってきたけど、貸し倒れは未だに0円。
お客さんの半分くらいが、仕入先になってるという状況もよいのだけどね、売りと買いが存在すれば、入金が無ければ支払で相殺することも出来る。
相互取引があるって言うのは、お金を遣り繰りしていく上では安心材料なんだよね。

「あの会社はお金ルーズだよ」って会社は、やっぱり業績が悪くなったり、つぶれたたりしている。
「あの会社は支払しっかりしてるから」っていう評判が一番うれしかったりもする。

先をみて、借入したり、取引の前から支払が遅れることを説明したりするのはやらなきゃいけないことだけど、いざとなったら、身銭を削ってでも支払はした方がよいよ。身銭を削った辛さは、削ったヒトじゃなきゃわかんないから。逆にきちんと支払ってくれる会社のありがたさも解る