さやなかなるときをここで...

今日の一言

女王国の城

著:有栖川 有栖

15年ぶりの江神シリーズ。もう読むことは出来ないと思っていた、このシリーズ。
文体も若き日の有栖川有栖に戻ったような錯覚におちいる。時代背景もそうだがタイムスリップした感覚。...

天啓の宴

著:笠井 潔

眩暈くらくら、一気に読まないと破綻してしまいそうでした。

竹本健治の「ウロボロスの偽書」への応答として書かれた、メタミステリ。
読む人を選ぶ作品なんだろうね、ハードカバーが...

ムンク展

立体を凄く感じる。
気持ちのいいくらい、衝撃をうける。

小学生の美術鑑賞会かな、一生懸命感想を書いていた姿が印象的。
どういう感想をもつんだろう。

そばかすのフィギュア

著:菅 浩江

ここ数年の雑踏から抜け出して、やっと前のように優しくなれてきた自分がいる。
そんな自分を後押ししてくれる作品群。
菅さんの初期のSF短編作品を8編収録した短編集。

表題作...

東京裁判

パラドックス定数 第14項

あの東京裁判(極東国際軍事裁判)である。東條英機を筆頭に28名が起訴された裁判。
出演者は弁護団の5名。それぞれの想いを胸にその場に挑む。

脳がしびれるという...

夜想

著:貫井 徳郎

ラストで途中までの自分のいらだちがわかった。
いっこうに増さないページをめくる加速度。
貫井作品で初の挫折か・・・と・・・とある登場人物にあまりにも感情移入しすぎてたっぽい。...

一瞬の風になれ

著:佐藤 多佳子

物語が終わって欲しくないと、ずっと走り続けてる彼らと一緒に居たいとページをめくる手がもったいなく感じる。

1巻と2巻は刊行当時、友達の家で読んだ。
3巻が出たときにはそ...

裂果

果実が裂けること。
トマトとかは、土壌水分の上昇や、気温等々により、ヘタのところから割れ目我は入り裂ける。スーパーの店頭に並んでからも起こることもあるようです。

大学の、蔬菜果樹の講義の時に聞...

不確定世界の探偵物語

著:鏡 明

タイムマシンが、過去をかえることで次々と現在が変化していく。
歴史という言葉はすでにその世界にはないんだろう。
そんな世界の探偵物語。

電車の移動で少しずつ、読み返しながら...

青空のルーレット

青春映画。
昨日の舞台との対比で、自分たちが幸せな時代に生きて居るんだと実感。
それが、普段以上に感動させられた。
「夢を追い続ける事」とか「愛してる、好きだから、続けられる」という普遍的なメッ...

棄憶~Kioku~

【脚本】 野木萌葱 (パラドックス定数)
【演出】 板垣恭一
【出演】 大内厚雄 (演劇集団キャラメルボックス)
     山本佳希 (ハラホロシャングリラ)
     有川マコト(絶対王様)...

めがね

やっと、時間をみつけて。映画館へ。

身体の力がふっとぬける。
そう、画面と自分がつながった感覚。
美しい風景の中に自分をおいてみる
心の力もすっとぬける。

畑が綺麗。

軽くなっ...

握りしめた拳

京都で現場お仕事のこと。
金曜の夜から、「明日から三連休」という言葉に異様に反応してしまう。
今年は連休とったのか?GWに2日間かぁ

多少の渋滞で予定より30分遅れて京都市内入り。
一番混...

天使の歌声

著:北川 歩実

短編集。

家族の、いや親子の物語。
様々な家族が、様々な愛が、様々な憎しみが、事件を呼ぶ。
6編あるうち「絆の向こう側」がタイトルともに一番好み。

短編ゆえのスマ...

ブラフマンの埋葬

著:小川 洋子

未知の生物(四肢はあり、しっぽもある、毛で覆われ、水かきがある)と僕の出会いから別れまでの物語。

優雅な暖かい光が常に物語を照らしている。
風景が綺麗に浮かび上がる瞬間が...