願わくば 明日の道だけ 見せてくれ 孤独は常に 友達だから
今日の一言
閉じこめた 時間を計る モノはなく 記憶をめぐる 旅に出ようか
あんな空 どんな空かと 訊ねたら 通り雨さえ 避けて進むと
釣銭を 機械の君も 間違えて 空の寒さと 飲み干すジュース
透明な 壁にぶつかり 進めずに 滑稽だけど 誰も見てない
悪霊に なっていいから 空をいけ 雨の隙間は とても狭くて
別れても いつかは同じ 道を行く そんな想いを 川に託して
言葉だけ 流れ落ちてく 滝の音 背中を通り どこで迷うか
声のする 方向からは もう誰も 来なくなったし 土に還ろう
崩れ去る なにかを模した 砂の像 最後にみせた 形に惑う
命令が 細切れになり 動かない 指先までも 誰かのものに
支配者が 知らないうちに 入れ替わり 朽ちていくのを 眺めてるだけ
声を知り 震える耳を 塞いでも 遠くで刻む 時は眩く
孤独まで たどり着けずに 折り返す 閉じ込められた 叫びはどこへ
落ち着いた 声の遠くに 見つけてた 些細なことに 夢を感じて
もう何も いらないなんて 嘘じゃない 生きるか死ぬか 二つに一つ
君だって 雨に濡れたら 嫌でしょう 何か始まる 予感もなしに
習慣が 心を固め 夢もあせ どこにいくにも 言い訳ばかり
奥深く 染み込んでいき 穢れさえ 祓われていた 透明な青
風景に 溶け込んでいて 風に舞う しなやかな髪 つむじをかたどる
マニュアルに 効率だけを 詰め込んで 侮蔑を声に 織り交ぜたなら
外側に 渾身の笑み はなっても 筋肉だけが 固まっていく
内側へ 向かう刃は 加速して 自分自身へ 逃げ出せもせず
夢だから 諦めたって どこまでも 追いかけてくる 明日の景色
掴んだら 幻だって わかっても 離さないから ねえ笑って
ゆらゆらと 揺れる明かりじゃ 目印に なれない夜は 風にまかせて
風吹けば 台風だけが 傷跡を 残した夢に しがみつく朝
いつまでも まぶたの裏に 住んでいる 消えぬ想いは 明日は去りゆけ
キラキラの 孤独を纏う 夢たちが 指の隙間で 滑り落ちずに
疑問符を 解体したら 何が見え 矛盾を超える 予感はどこに