さやなかなるときをここで...

ミステリーについて一言

我が心の底の光

著:貫井 徳郎

一人の目線で物語は紡がれる。
貫井さんがこういう物語の書き方をするのは珍しいのか。
三人称一視点描写にもかかわらず、視点人物の感情描写が一切無い。
「晄」という人物の人間性...

神様ゲーム

著:麻耶 雄嵩

10歳の少年とトイレ掃除をするのは転校生であり、神様である鈴木君だった。

いろいろ想像するでしょ。
想像以上の物語。

2005年「ミステリーランド」に書き下ろされた...

模倣の殺意

著:中町 信

著者が亡くなってから読むのはすこし心がひける。
なぜ、生前に出会うことが出来なかったのだろう。

同じような仕掛けの物語は沢山出会っていはずだ。
だけど、見事に騙される。...

嫉妬事件

著:乾 くるみ

『ウロボロスの基礎論』(著:竹本健治)で有名になった「京大ミステリ研BOXうんこ事件」の一つの答えの形なのであろう。
軽い気持ちで読み始めたけど、そうはいかなかった。共感したく...

孤島の誘拐

著:戸梶 圭太(双葉文庫)

人口300人に満たない、高齢化・過疎・全員が顔見知りという絶海の孤島で誘拐事件が起こる。
戸梶圭太は、欲望を忠実に描く作家という認識が強いせいか、何が書かれてあって...

奇面館の殺人

著:綾辻 行人(講談社ノベルズ)

綾辻さんって違和感を上手く演出する作家なんだと思う。
些細な違和感が積み重なって謎になる。
その違和感の正体に気がつけば、自明のコトなのにうまく視線はそらさ...

平台がおまちかね

著:大崎 梢(創元推理文庫)

出版社の新人営業マン井辻智紀の物語。

『平台はおまちかね』名刺代わりの物語。出版社の営業が本屋に来て、いや行って何をするかということを丁寧に物語のなかに織り込...

辛い飴

著:田中 啓文

普段は音楽以外に興味を持たない、テナーサックス奏者・永見緋太郎。ただ、謎や不思議な出来事に遭遇すると、彼の前では自明のコトになる。

『落下する緑』に続く、ジャズ短編ミステリ...

スノーフレーク

著:大崎 梢(角川文庫)

2011年夏公開された同名の映画の原作です。
文庫のカバーは二重。映画版と書籍版。読み終わって合皮のカバーを外したら、映画版のカバーが外れてちょっとビックリしたけどお...

天帝シリーズ

著:古野 まほろ

メフィスト賞は時々スゴイ才能を発掘するよな・・・新刊で追わなくなって、かなり時間はたってるけど、古野さんは新刊で追えばよかったと後悔してます。(諸処の事情によりこれらの作品も手...

灰色の虹

冤罪のお話。
「自白だけでは、証拠にならない」常々感じていることが、ここにある。
録音・録画しても駄目だと思うよ、多分。

一人の青年とその家族、恋人のその後の人生を破壊する物語。

誰一...